トラとヤモリ

2004年6月23日
にゃんこたちが興奮してる。
みると、ヤモリを追いかけていた。
ちょうど、引越しをしようと物件を物色しているときだった。ヤモリなんてしばらく会ってなかった。ヤモリは屋守。このお家を守っていてくれいるお方に違いない。ありがとうございます。
しばらくバタバタしていたが、トラに捕獲されてしまった。トラは得意そうに私に獲物を持ってきて見せる。猫パンチを浴びせられ、なびられるヤモリの姿をみていられず、逃がそうとしたが、トラちゃんはかなりご執心で放そうとしない。くわえて外に持っていってしまった。逃がしてあげなよ!と言う私の意見には耳を貸さず、トラはひたすらにいじくりまわしている。ヤモリはお腹をみせてひっくりかえる。瀕死の状態。
ああ、このヤモリがいなくなったらこの家はどうなるんだろう。このタイミングでのヤモリの登場。引越しするのかよ!ヤモリが守っているこの家から…。ヤモリの棲めないようなキレイで画一的なカプセルに行くのかよ、お前も。といわれているような気がした。
そうだ、ボロ屋がいいんだ。
にゃんこが、モグラ、ヤモリが、カエルやカラス、ネズミやゴキブリだって、みんなが棲めるボロ屋がいいんだ。
「セロ弾きのゴーシュ」が棲む家みたいな。動物達はゴーシュに色んなことを教えてくれた。みんなが私に教えてくれる。すてきなお家。
引越しをするにしても、そんなお家がいい。

コメント