四手観音
2004年5月29日仕事の後、チベタンタンカのクラスへ。
今日のお題は、観音様。
手が4つある、四手観音というホトケサマ。
このあいだ、ネパール・バクタプルの、かなり上手い絵師が描いたタンカを数枚みせてもらった。それが参考になったのか、今日は手が進んだ。できのいいタンカでも、基本的には手仕事。線のゆらぎはあるものだということを認識したからだろう。
仏陀を描いたときは、定規でミリ単位測ってラインをひいた感覚が残って、とにかく精密に精密に…と慎重になりすぎてなかなか線が引けなかった。けれど、今日は見込みをつけてグイグイ線が描けた。
そうなると、面白い。
早くキャンバスに描きたい。
一作目のタンカは、何を描くかな。
先輩達は、彩色の工程。
チベット人の先生の筆づかいを、はじめてみる。
生徒の作品に少し筆を入れるだけで、ぐっと変わる。
先生は、日本語が少ししかできない。英語と日本語とチベット語のミックスの授業。
そうそう、絵に言葉は要らないのだ。
アメリカで、美術を習った時の事を思い出した。
先生の手をみることが、一番の勉強。
彩色に金を使う、という話になった。
日本では、金はとても高いんですよ!と生徒の一人が言うと、
先生はきいた。「1トラ、いくらぐらい?」
ああ、久しぶりにきいたな〜、トラ…。
追記
今日のお題、日本では「観世音菩薩」だそうです。
今日のお題は、観音様。
手が4つある、四手観音というホトケサマ。
このあいだ、ネパール・バクタプルの、かなり上手い絵師が描いたタンカを数枚みせてもらった。それが参考になったのか、今日は手が進んだ。できのいいタンカでも、基本的には手仕事。線のゆらぎはあるものだということを認識したからだろう。
仏陀を描いたときは、定規でミリ単位測ってラインをひいた感覚が残って、とにかく精密に精密に…と慎重になりすぎてなかなか線が引けなかった。けれど、今日は見込みをつけてグイグイ線が描けた。
そうなると、面白い。
早くキャンバスに描きたい。
一作目のタンカは、何を描くかな。
先輩達は、彩色の工程。
チベット人の先生の筆づかいを、はじめてみる。
生徒の作品に少し筆を入れるだけで、ぐっと変わる。
先生は、日本語が少ししかできない。英語と日本語とチベット語のミックスの授業。
そうそう、絵に言葉は要らないのだ。
アメリカで、美術を習った時の事を思い出した。
先生の手をみることが、一番の勉強。
彩色に金を使う、という話になった。
日本では、金はとても高いんですよ!と生徒の一人が言うと、
先生はきいた。「1トラ、いくらぐらい?」
ああ、久しぶりにきいたな〜、トラ…。
追記
今日のお題、日本では「観世音菩薩」だそうです。
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