PRINT OUT

2004年5月24日
土曜日に撮影した写真をプリントアウトした。
講義での指導通り、何も手を加えず、選択もせず、とりあえず全部。2年前の10月に今のデジカメを購入してから、撮影したあとphoto shopでかなりいじってから数枚プリントするという方法で写真とかかわってきたので、無作為のプリントははじめて。しかもかなりの量で、途中でインクが切れた。
プリンターからわらわら出てくる、なんでもない雨の街の写真群。
ピンボケ、手ぶれ、妙なフレーミング。
おんなじようなのが何枚も何枚も…。
ゴミも多い。けれど、自惚れですが結構いいんだな。
あたりまえのことだけど、自分が好きな世界がそこにわ〜とひろがっているのだ。
ああ、この世界の写真をいいと思うのは、ほかでもない自分に決まってるのだ、と自覚した。けれど、私がまなざした世界を誰かにも観てもらいたいと思った。
もっと注意深く、もっとピキピキに、もっと優しく、もっとリアルに、世界をまなざしたい。
写真が面白くて仕方ないとカメラ片手にうろうろし始めると、電話が鳴る。
立て続けに仕事が2件も突如、入ってしまった。
忙しいときこそ、なんだけどカメラを置いた。
「沖縄の妖怪」のエッセイの原稿の催促。しばし物書きに専念しなければなのだけど、気持ちは遠くに…。

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